ほいくじらです!よろしくお願いします。
こんな悩みありませんか?
- 希望する条件に合った保育園で生き生きと働きたい
- モチベーションを保ちながら働ける保育園へ転職したい
子どもが大好きで保育士免許を取ったのに、労働条件に不満を持って転職を選ぶ人は少なくありません。「責任がある仕事なのに待遇が伴っていない」と感じる人も多く、異業種への転職をする人もいるくらいです。
保育士不足が問題視されるようになってからは、国から補助金が出るようになり、給料が上がりつつあります。
でも最近は、賃金よりも「休日・有給消化率・残業時間・持ち帰りの仕事」など、ワークライフバランスを重視している方が増えているんですよ。
たしかにいくら給料や賞与が多くても、休みが少なかったり残業も多かったら疲れちゃいますもんね。
この記事では、転職を考えているあなたに「楽しく働ける保育園(求人)」の選び方を解説したいと思います!
待遇も人間関係もいい保育園は一握り
世間一般に言われている「理想的な保育園」の基準は、「年収が高い」「休みが多く残業がない」「人間関係が良好」といったところでしょう。
ただ、この条件がすべてそろってる保育園はほんの一握りで、こういったところは退職者も少ないため求人が出るのは珍しいです。
それに、いくら求人票にいいことが書かれていても、「実際に働いてみたら話が違った」ということもあります。
でも、これは保育の仕事に関わらず、どの仕事や企業にも言えること。
世間から見たホワイト企業でさえ、待遇や人間関係を理由に退職を選ぶ人もいますよね。
つまり、100%満足して働ける仕事は「保育に限らず探すのが難しい」ということです。
あなたが長く働ける保育園(求人)の選び方は?
「希望条件に近い保育園」を選ぶことが成功の秘訣
待遇も職場の雰囲気もいい保育園って少ないんですよね。
じゃあ、何を重視すれば長く安定して働けるのでしょうか…?
「モチベーションを保ちながら長く働ける保育園」の基準は、人によって違います。
たとえば、給料が安くても人間関係がとてもよければ「賃金なんて関係ない。働きやすくて満足!」と感じる人もいるし、休みが少なくて有給も取りづらいけど、「給与も賞与も高いから大満足!」という人もいますよね。
たしかに保育士さんの中でも、「やりがいを重視する人」「賃金を重視する人」「ワークライフを重視する人」など、さまざまな考えを持つ人がいますよね。
そのとおり!
なので、求人を見る前にまずは、「自分が何を重視するのか」を頭で整理しておくといいでしょう。
求人サイトには、保育士の目を引くような魅力的な情報がたくさん掲載されており、「高待遇・急募・厳選」と書かれている求人に目が行きがちです。
そういった先入観に惑わされないためにも、あなたの希望する条件をまとめておくことが重要なのです。
何を重視したらいい?
重視した方がいいこと・求人を確認した方がいい項目を「7つ」まとめてみました。
①賃金(給与・賞与)
多くの保育士さんが重視している「賃金」は、不満な声が上がりやすく、生活にかかわることなのでもっとも重視すべきポイントです。
平均賃金は、「都道府県」や「役職(一般保育士・主任・園長)」によっても異なりますが、何枚か求人票を見比べてみて、あまりにも「給料(手当)」や「賞与の実績」が少ないようなら注意しましょう。
また、不満の声が上がりやすいのが「基本給の安さ」です。
たとえば、「賞与実績2ヵ月分」と掲載されている求人でも、「基本給が安くて1回につき数万円しか支給されなかった」といった口コミを見たことがあります。
なるほど!
給与や賞与に目が行きやすいですが、基本給も大切ということですね。
そのとおり!
ちなみに、「非営利法人」である社会福祉法人は賞与が高い傾向があるので、年収を重視している方は「社会福祉法人が運営する保育園」がオススメですよ。
②休日
「年間休日数・有給取得率・代休の有無」なども大切です。
保育士の一般的な休日数は「110日前後」と言われていて、日本人一人当たりの平均年間休日「113.2日」と同じくらいの水準ですが、首都圏の場合は「120日以上」の保育園も増えていて、地域差があります。
また、年間休日数とは別に、「有給取得率」や「土曜日出勤分の代休の有無」も確認するといいでしょう。
「年間休日・有給取得率」を重視する方は、ワークライフバランスを重視する傾向がある「企業」が運営する保育園がオススメです。
企業が運営する園は「給料が安い」といった声が聞かれることもありますが、「有給取得を推奨・産休や育児休暇の利用・残業の削減」に取り組んでいる企業が増えています。
あとは、ワークライフバランスを重視する外国人が多く在籍する「インターナショナルスクール」も休みが多い傾向があります。
③残業の有無・残業代の支給
「残業」も不満の声が上がりやすい項目です。
最近では「平均残業時間」を公開している保育園も増えていますが、「職員の在籍状況(人手不足)・行事前」など、状況によって異なるので不安な方は面接でも確認しましょう。
あとは、残業代を出したくないために、記録にはない「サービス残業」や「持ち帰りの仕事」をさせている園もあるので注意が必要です。
あとは、給料や手当ての欄に「固定残業代」や「見込み残業代」と掲載されている場合は要チェックです!
たとえば「20時間分の固定残業代を含む」と書かれていたら、「残業の有無に関わらず20時間分の手当が給料として支払います」ということですが、逆をいえば「20時間以上残業しないと残業代が出ない」ということ。
これを知らずに入社してしまうと、「サービス残業させられている」と感じてしまう可能性もあるので理解しておきましょう。
ワークライフバランスを重視する「企業」が運営する保育園は、「残業が少ない・定時で上がれる」という声が多い傾向にあります。
逆に賃金が高い傾向がある「社会福祉法人」は、「サービス残業が多い・定時では上がれない雰囲気」という口コミが多い傾向があるので、残業をあまりしたくないという方は企業の保育園の方がオススメです。(法人によりますが…)
④保育理念・保育内容
「法人理念・保育理念・保育方針・保育目標」などの確認も重要です。
最近は「教育を重視する園」「一人ひとりに向き合うアットホームな園」「外遊びが多い園」「モンテッソーリの園」など、他の法人と差別化を図るために、ざまざまな特色を持つ園が増えています。
保育理念や保育内容は、「志望動機」としてもアピールしやすい項目です。
また、面接で「うちの法人や保育園についてよく調べてないな」「うちの法人には合ってないな」と思われたら、落ちる可能性があります。
公式サイトをよく読んで事前に準備するのがオススメです。
⑤園の規模
園の雰囲気がまったく異なるので、園の規模(定員数)も大切。
たとえば、園児が多い保育園はイベントが多く盛大にやる傾向があり、保育士の数も多いので学ぶことも多いです。
先生の数も多いので、お休みが取りやすいといったメリットもあります。ただ、「人が多いところだと疲れてしまう」という人もいます。
反対に小規模保育園は、お休みがほかの先生と重ならないようにする配慮が必要ですが、「アットホームで子ども一人ひとりの成長が楽しめる」といったメリットが。
また、「法人の規模」も確認するといいでしょう。
運営している園が多い法人は、引越しや出産などの「ライフスタイルの変化」に応じて異動させてくれます。
(「園の雰囲気が合わないから」という理由で異動させてくれる法人もあるようです)
⑥行事・イベント・クラブ活動
行事やイベントが多い保育園は、保護者に感謝されるなどやりがいを感じられたり、他園との交流が盛んで知り合いを作れるのがメリットです。
しかしその一方で、「行事の前は残業が増える」「持ち帰って準備をしないと間に合わない」といった不満の声が上がりやすい項目です。
「行事やイベントが少ない保育園」を希望される方は、「事業所内保育所」や「小規模保育園」がオススメ。
0~2歳児などの低年齢を対象とした保育園で、行事が少ないのが特徴です。
他園との交流を持ちたい方は、「クラブ活動」がある法人もオススメ。
とくに割合が少ないといわれる男性保育士は「フットサル部」などがオススメですよ。
⑦職場の雰囲気・人間関係
女性の割合が圧倒的の多い保育士は、「人間関係が原因で退職した」という話も珍しくありません。
また、法人の口コミや評判を調べても「人間関係がよかった」という園もあれば、「人間関係が最悪だった」という書き込みもあり、なかなか判断が難しい項目です。
その年によって在籍している先生も違うし…。どうやって判断したらいいんでしょうか。
ここはやはり、実際に面接や見学に行って雰囲気を感じるのが1番です。
とくに面接は、上司になる「園長」や「主任」が担当するので、人柄や雰囲気を感じることができるはず。
あとは、こんなところを確認するといいでしょう。
面接や見学でのチェックポイント
- 職員(人手が足りているか・笑顔で挨拶してくれるか)
- 掃除・整理整頓はされているか(手が回っているか)
- 働くイメージが想像できるか
面接者や見学者に対して笑顔で挨拶をするのは当たり前のことだし、事前に来るのがわかっていたら園内をキレイにしておくのが普通ですよね。
それができていなかったり、少しでも違和感を感じたら、内定辞退も考慮しましょう。
あとは、疑問点や不安なことがあれば、面接や見学時に質問するのも重要。
入社前との相違点があると不満を感じやすいので、転職する前にしっかりと確認するのがオススメです。
応募する前にすることは?
公式サイトをよく読む
公式サイトには求人情報が載っているほか、必要な情報がたくさん掲載されています。
公式サイトで確認すること
- 求人情報
- 求める人物像・選考について
- 法人理念・保育理念・保育目標
- 保育プログラム
求人情報を確認するのはもちろんのこと、「求める人物像」や「選考」について書いている保育園もあるので、ぜひ確認していただきたいです。
また、保育理念や保育プログラムは「志望動機」としてもアピールしやすいので、必ずチェックしましょう。
口コミサイトは参考程度に
最近は、法人や保育園の評判・口コミが確認できるサイトが流行っていますよね。
当サイトでも、法人についての口コミをまとめて解説しています。
ただ、こういった口コミサイトには、「退職した職員」や「退職する予定の職員」による書き込みが多いため、悪い口コミが集まりがちです。
もちろん参考になる情報もたくさんあるので、「話半分」で参考にするといいと思います。
求人サイトの利用がオススメ
保育士求人サイトには、公式サイトには掲載されていないような情報が載っていることもあるので、照らし合わせてみるのがオススメです。
また、登録をすると専任のキャリアアドバイザーがあなたの希望に合った求人を選んでくれたり、「休日数・給料・職場の雰囲気」など、面接では質問しづらいことをあなたの代わりに確認してくれますよ。
年収の交渉もしてくれるんですよね。とても心強いです!
保育士転職サイトによって持っている求人・情報が異なります。
一般的に保育士の方は2、3社に登録し、求人情報・口コミの比較をしているようです。
①保育士バンク
保育士バンクは日本最大級の求人数を誇る「保育士求人サイト」です。
無料で転職フェアに参加できたり、手遊び歌や製作の動画が充実しているなど、保育士にとって役立つコンテンツが充実しています。
運営会社 | 株式会社ネクストビート |
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公式サイト | https://www.hoikushibank.com |
実績 | 登録者数75,000人以上 |
公開求人 | 17,000~50,000件(時期による) |
求人エリア | 全国(47都道府県) |
雇用形態 | 正社員・契約社員・非常勤・パート |
②マイナビ保育士
マイナビ保育士は大手人材紹介会社「(株)マイナビ」が運営する首都圏に特化した保育士求人サイトです。
主に電話でのサポートですが、マイナビオフィスに行って求人を紹介してもらったり、書類を添削してもらうことも可能です。平日は仕事で忙しい方には、休日相談会もオススメ。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
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公式サイト | https://hoiku.mynavi.jp |
拠点 | 新宿・横浜・大宮 |
公開求人 | 6000件(2018年8月現在) |
求人エリア | 東京・神奈川・千葉・埼玉 |
営業日 | 平日・土曜(日曜・祝日休み) |
営業時間 | 【平日】9:30~20:30 【土曜】9:30~17:30 |
休日相談会 | 10時~18時(最終16時スタート) |
あなたが保育士として楽しく働けますように。応援しています!
こんにちは!メグです。都内にある保育園で勤務しています。
当サイトでは、サイトキャラクターの「ほいくじら」と一緒に解説していきます。